この記事では、アメリカンエクスプレスのグローバルトランスファーというサービスについてご紹介します。
前回のブログでは、日本のクレジットカードを海外で利用する際の注意点についてお話しました。しかし、海外でのクレジットカードの利用には、手数料や為替レートの変動などのデメリットもあります。また、海外でのカードの申し込みや審査には、現地の住所や電話番号、銀行口座、クレジットヒストリーなどが必要になり、時間や手間がかかる場合があります。
そこでおすすめなのが、今回紹介するアメリカンエクスプレスのグローバルトランスファーです。

もったいぶらずに早く教えて!

じゃあ解説していくよ!
グローバルトランスファーの全体像(概要から審査手続きまで)
グローバルトランスファーとは?
海外移住者におすすめなのが、アメリカンエクスプレスのグローバルトランスファーというサービスです。このサービスは、アメリカンエクスプレスのカード会員が、海外に移住するときに、新しいカードをスムーズに申し込むことができるサービスです。このサービスのメリットは、以下のようなものがあります。
- 日本のカードの利用履歴やポイントを引き継ぐことができる
- 現地のクレジットヒストリーがなくてもカードの審査がスピーディに行われる
- カードの申し込みや送付がオンラインや電話で簡単に行える
- カードの種類や特典を現地の状況に合わせて選ぶことができる
通常であれば、海外で現地のクレジットカードを作成するには現地の住所や電話番号、銀行口座、クレジットヒストリーなどが必要です。グローバルトランスファーでも当然現地の住所や銀行口座は必要ですが、一番のメリットはクレジットヒストリーを引き継げることでしょう。もし日本での買い物をアメックスで利用していれば相当のクレジットヒストリーが貯まっているはずです。
駐在員が現地で新規のクレジットカードを発行できるまでのクレジットヒストリーを貯めるためには、3か月-半年は必要と言われていますが、この期間を待たなくてもクレジットカードの発行が可能です。
また、日本でアメックス〇〇カードを利用していたからと言って、必ずしも現地で同じカードを選択しなければならないわけではありません。自分の好きなカードを選択することができます。

元々は日本のマリオットボンボイだったけど、現地のアメックスプラチナにもできるってこと?

その通り!
申し込み方法
グローバルトランスファーの申し込み方法は、以下のようになります。

- アメリカンエクスプレスのウェブサイトにアクセスし、移住先の国を選択する
- カードの種類や特典を比較し、希望するカードを選択する
- カードの申し込みフォームに必要事項を入力し、送信する
- カード会社からの連絡を待ち、カードの審査や送付の手続きを行う
グローバルトランスファーの申し込みには、以下の条件が必要になります。
- 日本のアメリカンエクスプレスのカード会員であること
- カードを3ヶ月以上保有していること
- カードの利用状況や支払い履歴が良好であること
- 移住先の国でアメリカンエクスプレスのカードが発行されていること
これらの条件を満たしていれば、グローバルトランスファーの申し込みが可能です。ただし、移住先の国によっては、カードの種類や特典、年会費や利用限度額などが異なる場合があります。また、カードの審査や送付には、7〜10営業日ほどかかる場合があります。
また、オンランでの申し込みも可能ですが電話での申し込みも可能です。ただし、電話対応は英語のオペレーターのみなので、英語に自信がなければオンラインでの申請を進めていきましょう。
条件として「カードを3か月以上保有していること」とありますが、グロバルトランスファーは現地到着後に手続きをすることができますので、もし出国までにあまり時間的猶予がない場合でも、出国前に日本でクレジットカードを作っておくことで、クレジットスコアが貯まるまで半年も待たなくても、海外ですぐにクレジットカードを作ることができます。



日本でアメックスのカードを発行していることが大事だね!

できるだけ長期間利用している方が審査は通りやすいのかもだけどね
提出書類
グローバルトランスファーの申し込みには、以下の書類が必要になる場合があります。
- 日本のカードの明細書や利用状況の証明書
- 移住先の国のパスポートやビザ、滞在許可証などの身分証明書
- 移住先の国の住所や電話番号、メールアドレスなどの連絡先
- 移住先の国の収入や資産、負債などの財務状況の証明書
ただし、移住先の国によっては、書類の種類や内容が異なる場合があります。カード会社からの指示に従って、必要な書類を準備しましょう。

アメリカの場合は必要な情報を入力していく感じだったね

収入や資産はざっくりでも大丈夫みたい
注意点
これといったデメリットがないグローバルトランスファーですが、唯一のデメリットとしては、「グローバルトランスファーは紹介プログラムの対象外である」という点でしょうか。
通常のクレジットカードであれば新規入会者が会員から紹介を受けて入会した場合は、会員と新規入会者の双方にポイントが付与されますが、グローバルトランスファーではこのような紹介制度はないため、1枚目はご自身でこちらのサイトから登録を進めるしか方法がありません。
ただし、2枚目以降を作成する場合は紹介プログラムを利用できますので、現地のカードを複数枚発行してマイルを貯めたりやポイ活をされる方は、積極的に活用されると良いでしょう。
グローバルトランスファーの利用例
Aさんは、日本でアメリカンエクスプレス・ゴールド・カードを利用していました。しかし、仕事の都合でイギリスに移住することになりました。Aさんは、イギリスでのカードの申し込みには、現地の銀行口座やクレジットヒストリーが必要だと聞いていました。そこで、Aさんは、グローバルトランスファーを利用して、イギリスでのカードを申し込みました。Aさんは、日本のカードの利用履歴やポイントを引き継ぎ、イギリスでのカードの審査もスムーズに通りました。Aさんは、イギリスでのカードとして、アメリカンエクスプレス・プラチナ・カードを選びました。このカードには、空港ラウンジの利用やホテルの特典など、海外での旅行に便利なサービスが付いていました。Aさんは、グローバルトランスファーのおかげで、イギリスでのカードの利用に困ることなく、快適な生活を送ることができました。
Bさんは、日本でアメリカンエクスプレス・グリーン・カードを利用していました。しかし、恋人と結婚するために、オーストラリアに移住することになりました。Bさんは、オーストラリアでのカードの申し込みには、現地の住所や電話番号が必要だと聞いていました。そこで、Bさんは、グローバルトランスファーを利用して、オーストラリアでのカードを申し込みました。Bさんは、日本のカードの利用履歴やポイントを引き継ぎ、オーストラリアでのカードの審査もスピーディに行われました。Bさんは、オーストラリアでのカードとして、アメリカンエクスプレス・エッセンシャル・カードを選びました。このカードには、年会費が無料で、ポイントの有効期限がないというメリットがありました。Bさんは、グローバルトランスファーのおかげで、オーストラリアでのカードの作成に時間や手間をかけることなく、新しい生活を始めることができました。
まとめ

おともおっとはマリオットボンボイのカードを2年間ほどサブカードとして利用しており、たまにポイントの購入などもしていて30万―50万円/年くらい使っていました。おともおっとのとまは、出国の半年くらい前に同じくマリオットボンボイのカードを作って、そこまで利用はしていませんでしたが無事グローバルトランスファーを利用して現地のアメックスプラチナやデルタアメックスを発行することができました!
もし出国まであまり時間がない!という場合でも日本でクレジットカードを作っておいて現地でグローバルトランスファーを利用して発行する方がはるかにハードルが低いので、もしアメックスのカードをまだ持っていないのであれば、これを機に作ってくと良いでしょう!
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